以前のメルマガでは私の使い方を紹介したかと思いますが、今一度ご紹介しておきます。
私はとにかく「ただ巻き」が多いです。
食わせのアクションをさせることは今のところほぼありません。
(着底等の確認でアクションを入れたりはする)
プラグ特有の屈折、タービンの動き、エギ型ボディの安定性がプラッキングとワーミングを融合させたような使い勝手を作り出しているのですが、その釣れ具合は単なる融合ではなく化学反応です。プラッキングでもワーミングでも獲れなかった魚に対して口を使わせていると感じています。
釣れる要因の1つとしてはベイトライクなタービンの動きなのだろうとは思うのですが、プロトの段階から不可思議とも思えるポテンシャルを感じています。正直、いくつかあるマイポイントは魚がいれば何かしらでアジャストする自信がありますし、釣る前からある程度状況は推測出来てますから1~2投でその日の場の状況は分かります。というか、結果が出ます。
プラグの良し悪しのテストって、この状況でやっています。
なので、あまり例外的な食い方って起こらないのです。
なのに「今、出るのオカシクない?すごくない?」という経験を何度かしています。私にとっては釣りきれていなかった魚の存在を気づかせてくれたルアーであり、ゆえに自信を持ってオススメ出来るのでした^^
そうそうなぜアクションを入れないタダ巻きなのかというと、アクションを入れる必要を感じないからです。これは「釣れる」と言われるルアーに共通しやすいことの1つなのですが、ルアーのポテンシャルが高い場合、強引に釣る必要がないので無駄なアクションは必要がなくなる傾向が高いです。食うルアーで食う位置に無駄なアクションをしないことで、メバルの定位している位置や捕食したい位置というのがより鮮明に見えてもきます。
ポテンシャルが低いルアーであったり今マッチしていないルアーの場合、強引にスイッチを入れる必要が出てきます。テクニックで釣るという面においては面白さはあるのですが、感覚的にはスマートでないというか、悪い書き方をすると小手先な釣り方に感じています。
正直これらは魚種の性格やスレ具合、ベイト状況、トレースコース等により変わる部分ではあるので伝えにくいというか、一概には言えない部分ではあるのですが、ベースの使い方としては「アクショはさせなくていい」というのが、このルアーの特徴であり強みだと思います。
そういう意味でも私の中ではワーミング寄りのプラグです。私のワーミングは軽めのジグヘッドでスローなただ巻きやフォールが多いのですが、よく飛んでスローに引けたり落とせる「エビのさんぽ」は見た目の可愛さだけでなく、マニアックなメバル釣り師を満足させられるプラグになっていると思います。
というわけで、海でのんびりおさんぽさせてあげてくださいませ。
食われてしまいますので(笑)