皆様、サミーでございます。本年もよろしくお願い致します。
能登半島地震で被災された北陸の皆様、お見舞い申し上げます。釣りでお世話になっている地域ですので、思い入れも強く、お手伝いにかけつけたいところですが、まだ邪魔になるだけのようですので時期を見極めて動きたいと思います。早い復興を願うばかりです。
新年早々、気が滅入るニュースばかりですが頑張っていきましょう!
今年は久しぶりに大阪フィッシングショーに出展です!僕も土日とブースに立たせていただくと思いますので、お声かけくださいませ!
今回は以前にも書かせていただいたとは思いますが、アジの地合いについて今一度お話しさせていただきたいと思います。
地合い、時合いとも書きますね。魚の食いがたつタイミングの事を言いますが、一般的には上げ3分、下げ7分や、朝夕のマズメ時など色々なパターンがあります。釣り場にアジは居たとしても、捕食スイッチが入らないとなかなか食ってきません。めちゃくちゃアジが居る綺麗な海で目視確認済みですから間違いないです。もちろんアジも腹は減りますから、流れてくる小さなプランクトンをオヤツのように口先でついばむ事はあっても、JH+ワームをガッツリ咥え込む事は捕食スイッチが入らないとしないという事です。スイッチが入ってないと、頑張って誘ってアタリが出て即合わせしても、上手く針の部分を咥えてもらえないと釣れない事になります。捕食スイッチが入っている地合いならば入れ食いになります。地合いに上手くハマり、食いが立って入れ食いならば何も考えずに釣りまくれば良いのでしょうが、再現性のあるパターンも割とあるので、なぜ入れ食ったのか考えてみるのも面白いですよね♪無風だったところに風が吹きだした途端に食いだしたり、雨が降りだした途端にだったり、船の引き波が通りすぎた時だけとか色々なタイミングで食いが立つ事があります。風や雨で水中に酸素が取り込まれてアジの活性が上がったり、引き波で岸壁に隠れている餌が食べやすくなったりなのかな?という推理ができますよね。では、僕が経験した珍しいパターンをいくつか。
台風接近前のタイミングで、まだまだ安全に釣りができる状況に限りますが、水面で小魚がモジリまくり、アジのライズありまくり。水面をただ巻きでなんぼでも入れ食い。これは小魚の浮き袋が台風の強烈な低気圧で機能しなくなって、水面に浮いてしまい、集結。それを狙ったアジが水面で捕食しているというパターンです。シーバスなども捕食していますので、シーバスのライズは避けて、アジのライズだけ狙い撃ちすると面白いです。再現性はバッチリありますが、台風の接近を見極めて危険な目に合わないようにリスク管理はしてくださいね!
もう2つは潮止まり狙いのアジングです。
一般的には潮は動いてないと釣れない、というのが定説ですし、潮が止まったから休憩しようかとなりがちですよね。まず1つは、渡り蟹系の石蟹が居る地域の梅雨頃、潮が止まって居る間だけ、13VIBのボトムでのリフトアンドフォールでデカアジだけ食ってくるパターンがあります。遊泳力の低い石蟹の小さい個体が潮止まり限定で底の隠れ家から泳ぎだすようです。意外と思われるかもしれませんが、デカいアジは石蟹も食べます。実は僕の得意なパターンです。
もう1つの潮止まりが釣れるパターンは、2月から4月頭ぐらいまでの大潮後半から中潮にかけての満潮の潮止まり。潮が止まって、ラインテンションがかからなくなってからがスタートです。入れ食います。時期的にバチ抜け絡みですね。ベイトになる小魚もバチを食いに集まってきますから、早巻きから遅巻きまでの全層タダ巻きで食ってきます。バチは抜けていても水面まで上がらない事も多いので、全層を丁寧に探るといいと思います。
地合いの引き出しを沢山持っているとアジングがより楽しめるようになると思います。もちろん他魚種の釣りにも応用が利きます。
サミーがあんな事言ってたな、程度に頭の片隅に置いていただいて、良い地合いにはめてみてください♪
それでは皆様、良い釣りをご安全に!